【花組】うたかたの恋、感じる、これぞ宝塚感!!
これぞ宝塚!私のもつ宝塚のイメージがそのまま再現されたようなスタート。赤絨毯が敷き詰められた大階段とミラーボール。トップの二人を闇が飲み込むまで。この「いきなりピーク」を迎えた後、豪華絢爛なドレスに包まれた花組らしい華やかなステージに切り替わっていく。のちに、冒頭のシーンがここだったのか!と気づく。うん。宝塚初心者の私からしたらこの展開、「イイ!!」と言わざるを得ない。こ〜いう構成、良い。
印象的なシーンが目白押しだったこのショー。個人的に印象的だったのが、ひとこちゃんにトップスター柚香光さんが「ハプスブルグ家を頼んだぞ」のくだり。「花組を」と置き換えられないこともない。うん。いろいろな意味でグサっと刺さった一言だった。そして物語のクライマックス、画面が暗くなって銃声が、二発。最初躊躇いながらも、そう、銃声は二発。コレはグッとくる。助けて。
様々な思いを残しながらも、これぞ宝塚!と呼べるこの演目、いろいろな組で見てみたいと思ったのは私だけだろうか。ちなみに久しぶりに公演終了後の外が明るかった。なんかコレはコレで、得した気分。「うたかたの恋」は私の思い描く古き良き宝塚をそのまま具現化したような名作だった。こうして人は、ヅカ沼に堕ちていくのだろう。
柚香光さん、美しい。