【花組】ENCHANTEMENT〜華麗なる香水〜について
久しぶりの公演。やっと入れた東京宝塚劇場。今年1月2日からず〜〜っとおあずけをいただいていた、昨日3月4日土曜日にやっと本年2回目の観劇が叶った。ありがとう神様。当選に外れ続けて、このまま何も見れずに終わるなんて・・・・と思いつつもチケットGETしてくれた相方に感謝の意を伝えます。
この美しすぎる舞台。「うたかたの恋」の後のショーとしてもとても相応しく、これぞ宝塚!という私のイメージを全く裏切らない、終始美しいショーだ。
文字通り「香水」と「魔法にかかったような」をベースとした作品。野口先生の世界観を持たせつつも、花組ならではの高貴な、華やかな、そして美しいステージをはじめて生で観劇ができて貴重な体験をした。
そして扇子を使用した振り付け!これ、もっと練習しておけばよかった。首からオペラグラスをぶら下げ、ジャケットのポケットに扇子を装着し、やる気満々で臨んだものの、「いきなりはじまって、あっという間に終わった。」と言うのが現実。ダメダメな自分を曝け出してしまった。次回は気をつけたい。
香水ショップにおける香水ダンスシーンや、マリリンモンローを模した星風まどかさんが登場する香水の名前が『MADOKA』になっているコミカルなシーンや、映像に映し出されたブランドショップ名の微妙な変化もユニークで面白い。ニューヨーク風は本当に大好物だ。
そしてトップスター柚香 光さんのスタイルの良さと存在感よ。流石花組のトップスター。華麗なるトップと呼ぶに相応しいその風貌は、やっと全ての組の生観劇を終えることのできた私に、トップスターの持つオーラの在り方という新たな課題を与えてくれた。
そう、5組それぞれのトップスターはまさにみんな違ってみんなイイのだが、全員が持っている、いやトップスターだけが持っている、独特な個別のオーラがあるのだ。例えるのならば、まるで黄金聖闘士。そう。青銅聖闘士でも白銀聖闘士でもなく、黄金聖闘士なのだ。(例えがわかりにくい。)
ENCHANTEMENT〜華麗なる香水〜を観劇したことによって、自分の中にある、新たな扉が開かれた。宝塚の伝統的な要素を多く含んだ本作品は、私の中の思い描いた宝塚ショーがそのまま表現されたような、そんな名作だ。宝塚って面白い。