【雪組】BONNIE & CLYDE が放つ、新しい雪組の魅力
2月19日に名古屋ではなく映画館にて、ライブ中継を観た。いや、観てしまった。
この高揚感は、そう、はじめて彩風咲奈さんと朝月希和さんの作品の一つ、「シティーハンター」を観たときに感じたドキドキ感。それとよく似ていた。
当時、宝塚歌劇に興味のなかった私は、シティーハンターという若い頃に夢中だった漫画の歌劇化ということもあり、相方に誘われるまま半信半疑で劇場に入りこんだ後、観劇中の時のたつスピードの速さに驚愕したのだ。
それをまさか、映画館で体験するとは!宝塚Musical「BONNIE & CLYDE」は私にとって、とてつもない作品になってしまった。
まず、新娘役トップ夢白あやさんの存在感。これがすごい。美しいビジュアルだけではなく、ダンス、演技、歌、どれをとってもハイレベルなトップ娘役に仕上がっていたのだ。目が話せなくなるとはこういうことなのか。
トップスター彩風咲奈との絡みがまた新鮮で、私の知っている雪組とはまた違った良さが全開の、素晴らしい娘役トップデビュー作品となった。娘役トップが変わると、こうも見方が変わるのね。
和希そらくんのかっこよさも相まって、後半クライマックスではもう、胸熱シーンの連続。そして、その後のショーはまさに圧巻。スーツ姿の彩風咲奈を存分に楽しめる上で、新曲だらけの(フランク・ワイルドホーン先生ありがとう!)舞台は、本当にお洒落で、美味しいところしか無い、完全なミュージカルだった。
毎日見ている雪組が新鮮に見えるこの作品みたさに名古屋に行きたすぎる。この世から仕事なんてなくなればいいのに。なんて考えてしまう作品だった。
最高。